世界チョコレート成績表
第6版(2025年)

 

世界チョコレート成績表の
評価基準について

成績表の調査項目は、トレーサビリティと透明性、生計維持所得、児童労働、森林破壊と気候、アグロフォレストリー、農薬管理の6 つの分野にわたっています。評価は5 段階評価で行われ、6 分野の評価の合計スコアでランク付けされます。

世界チョコレート成績表第6版
(2025年)

-中・大規模企業-

この成績表は、チョコレートや原料のカカオ扱う世界の主な製造メーカー・原料メーカー・商社のうち中・大規模企業(カカオの年間取扱量1,000トン以上)42 社を対象としています(無回答4社)。

日本企業は7 社を対象としています。 

世界チョコレート成績表第6版
(2025年)

-小規模企業-

この成績表は、チョコレートや原料のカカオ扱う世界の主な製造メーカー・原料メーカー・商社のうち小規模企業(カカオの年間取扱量1,000トン未満)6社を対象としています。

世界チョコレート成績表第6版
(2025年)

– 小売業者-

この成績表は、プライベートブランドなどを扱う世界の大手小売業者33 社を対象としています(無回答18社)。日本企業は2社を対象としました(1社が無回答)。

まとめ

1年施行が延期されましたが、欧州連合の森林破壊防止規制 (EUDR) への対応を進めた欧米企業は、自社のサプライチェーンにおいてどの農場でカカオが生産されているかというトレーサビリティが進みました。しかし、未だ企業が購入したカカオの3分の1以上が森林破壊された場所から来ているのかいないのかがわかっていません。

次に日本企業の成績についてみてみましょう。